萩ケーブルネットワーク株式会社

  • 先人

報道制作部 上利祥悟さん

会社名
萩ケーブルネットワーク株式会社
萩のために自分は何ができるだろう

 弊社は、平成元年開局。萩局だけで40名弱の社員がいます。地方のローカル局として、地域に根付いた情報提供・番組制作に注力し、30年目を迎えます。職場の雰囲気は、楽しみながらも緊張感のある職場です。

 私自身は、父や兄の影響もあり、憧れだった東京の大学で4年間学びました。多くの恩師・学友に恵まれて、そのまま定着するという選択肢もあったものの、なぜか頭の片隅にはいつも萩がちらついていました。在学中、帰郷を重ねる度にその想いは積もっていき、働く場所を萩に求めるようになりました。就職活動らしい就職活動はせず、興味のあった「マスメディアの世界」である現在の職場の内定、そして「萩に帰れる」という2つの条件が整った時点で即決しました。萩を盛り上げていくことのできる業界であり、帰郷の度によく考えていた「萩のためにできることは何か」という自分の中の課題に、働きながら寄り添うことができると考えました。

見える背中への安心感

  入社して2~3カ月については、作業の一連の流れはもちろんのこと、取材先に対してのマナーから気を付けるポイントまで、先輩社員マンツーマンでの指導の下、学ぶことができました。カメラ等を実際に使いながら2~3分枠のデイリーニュースを制作する実践の場面でも、1人立ちするまでは、上司が1つずつチェックをかけて、アドバイスしてくれます。少しずつ経験を積む中で、15分ほどの特集を任される頃には、1人立ちを認められ、逆に干渉を受けることはほぼ無くなります。また、各ケーブルテレビ局を対象としたNHK主催の研修が年に数回あり、スキルアップを図る場もあります。基礎はしっかり学べますし、1人立ちしてからは、自分の得意分野を活かして1つずつ形づくっていける、働きやすい職場だと思います。

 私が所属するのは「報道制作部」ですが、萩班と阿武班に分かれて、約15名が各自で取材に出ています。
毎日、番組を更新し続けるのは、ネタ探しだけでも大変です。取材などの合間を見つけて、情報収集を行なったり、職場の仲間と協力して、ネタを出し合ったりします。他の職場に比べて、20~30代の人間が多い職場です。
これは、他の事業所にはなかなか無い、活力に満ちたこの会社の魅力と捉えています。

ケーブルテレビだからこそできること

 単純に「出会う人」「場所」が毎回違う、それが純粋に楽しいです。例えば、この仕事に就いてなければ、母校である明倫小学校の旧木造校舎での授業風景に立ち会うことも出来なかったと思います。
 民放などと違って、専門のカメラマンや編集マンがいないため、一連の作業を一人でこなさなければなりません。ただ、映像を撮る立場からすれば、「自分が撮った画を、こう編集したい」という、撮りながら湧き上がってくる想いを形にすることができます。
 加えて、取材範囲が狭い分、視聴者との距離が近いことも特徴です。民放では取り上げられないような、小さなまちの話題を紹介することも出来ますし、視聴者の方からも、ケーブルテレビならではのローカルな情報を求められていると思います。

現場のリアルに向き合える

 私は、入社して6年目になりますが、印象に残っている取材としては、熊本地震の際、萩の某事業所による、被災地でのヘアカットのボランティアサービスに同行させて頂いた経験があります。私は、事前に構成をしっかり練ってから現場に入るタイプではなく、ザックリと構成を決めて、その後は、現場の雰囲気や撮高に応じて構成を固めていくのですが、この現場は違いました。被災地の人たちの心情を考えると、どこまで踏み込んで撮影をしていいものか分かりません。「第一に、被災された方々のことを考えなければ…」「ここは撮ってもいいところだろうか…」「どんな悲観的な言葉が飛び出すのだろうか…」と、色々神経を研ぎ澄ませてインタビューに臨みました。そんな中、ボランティアサービスを受けた現地の方からは「被災して避難生活をおくる中で、『身だしなみ』を全く意識しないことが当たり前になっていた。そんな自分をもう一度「人」として認めてもらった…。そんな気持ちになって本当に嬉しかった。」という言葉が返ってきました。
 日常と現場のギャップ。今の仕事は、これを、テレビを通して伝えることができるのだと、改めて実感した瞬間でした。

萩を諦めてほしくない

 心がけているのは、「対人(たいひと)」。一人にスポットをあてる手法が好きです。特に、萩で活躍されている若い方を取り上げようと頑張っています。この仕事は、レンズ越しに萩を客観的にとらえることができます。
何が足らなくて何が必要なのか、色々な方と対話する中で、それが漠然と見えてきました。また、見えてきたものを視聴者の方に伝える。それが私たちに与えられた使命とも感じるようになりました。
 ゲストハウスという新しい働き方を体現する方、県内初の女性営農指導員、飲食店の事業承継を目指す方、大学に通いながら、ボールペンの寄付を募ってカンボジアへ送るボランティア活動を展開する方。取材を進めていくと、萩には頑張っている若者の姿が数多くあります。地元の学生たちが、将来の選択を迫られる際に「萩に帰る」という選択肢を残してあげること。これが、私たち大人に与えられた、大きな使命だと感じます。

原動力は町の方からいただく何気ない一言

 制作した番組の反響は正直気になります。番組の視聴率向上は課題でもあり、テレビ局である以上は意識しなければならない部分です。弊社では番組審議会を設け、市内在住10名の方に、視聴者の代表として、番組への意見を頂いています。「地元の人の顔が見えてよかったよ」「萩にもあんな凄い人がいるんだね」といった、さりげない一言に、自分の制作したものが直接届いていることを実感します。そうした声を多くいただく中で、自分自身、萩の地でやりがいを持って仕事をしていることを誇りに思います。
 今後も、取材を「させていただいている」ことを念頭に置き、「気持ち良い取材だった」と思っていただけるよう心がけていきたいと思います。


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